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「モラハラを治したい」と言いつつ態度が変わらない人の心理的な特徴チェック8選

モラハラ加害者には、それを治すことができる方と、そうでない方に分かれます。離婚をしたいと考えている方にとっては、もはや相手方のモラハラがどうなるか等は関係がないと考えているかもしれません。
けれど、離婚は簡単ではありませんし、またできるだけ揉めたくはないとも思います。そのためには、攻略対象者であるモラハラ加害者の特徴を掴んでおく必要があります。

一方で、モラハラをしていても、修復をしたいと考えている方にとっては、何故自分の態度を変えることができないのかを考えることは、修復を願うことよりも重要なことだと思います。願っていても、何も変わらず、動きもしません。自分を知るということで、被害者である相手方の心の痛みを知ることができるのではないでしょうか。痛みを分からずして、パートナーに共感を寄せることはできません。

ですので、どちらの立場の方にとっても、一歩を進めていくためのスタート地点になってくるものはずだと信じています。

モラハラを治すと言いながら変わらない

このコンテンツは、以下の方を対象に書いた話です。長くなりますが、あなたの一助になると信じて書いています。5分もあれば読めると思いますので、何度も読み返してみてください。

(1)夫または妻からモラルハラスメント(以下、モラハラ)を理由に離婚請求を受けた方
(2)モラハラを治して修復したいという方
(3)モラハラを理由に離婚をしたいと考えた方

モラハラを理由に離婚請求をしたとしましょう。その後、離婚請求を受けた夫・妻から「モラハラを治すから、カウンセリングにも行くから、もう一度だけ自分の変わった姿が見てもらいたい」と熱心に説得を受けた方も大勢おられると思います。そして、少しだけ様子を見ようと思いつつも、なかなか変わらない相手を見てガッカリされ、これ以上諦めの気持ちを持ちたく無いと思った方も多いのではないでしょうか。

実際、僕の所へは、5年程前からでしょうか。モラハラという言葉が市民権を得たからなのか、モラハラ関連のカウンセリングの相談を毎日受けるようになっています。おそらくモラハラの相談だけで数千件のご相談を受けてきたはずです。

主には、「松浦さん。僕(私)はモラハラ夫(妻)です。モラハラを治したいんです。力を貸してくれませんか。お願いです。」。単純にそんな相談です。

相談者がそんなに真剣ならば、できる限り向き合ってあげたいわけです。できることならば、夫婦仲良く、未来を迎えることができるならば、僕はそれを望んでいます。昔と完全に同じ関係ではなくとも、少しでも心通わせることのできる共感できる生活が成り立つのであれば、そこに力を注ぎたいと思うからです。

けれど、その数千件ものモラハラ相談の中で、

(A)自分と向き合ってモラハラの改善ができる方、治すことができる方
(B)随所に無意識的なモラハラが出てしまい、結局態度を変えられない方

に大きく別れることに直面します。今回は、(B)に該当する方の特徴について話します。

時には痛い話も出てくるかもしれません。けれど、夫婦関係の修復も重要ですが、それ以上にあなた自身の人生にも影響することです。無自覚では治りません。まずは自覚していくことが必要なのです。本来ならば優しい話をしてあげたいのですが、修復も離婚も難しいものです。だからこそ向き合って読んでみてください。あなたのことを心から想っています。

モラハラが治らない人の無意識的な特徴チェックリスト8選

僕はあなたを中傷したいわけではありません。夫婦関係を修復するために、または離婚をしたい方は相手を見定めるためのものです。実務の中で感じたものを列挙します。

(1)自分と膝を突き合わせて問題を掘り下げることができない(狭い視野を押し付け、パートナーを苦しめる)
(2)自分の責任を人に押し付ける
(3)二元論(0か1の思考)で考えがち・自分の考えが絶対に正しいという思い込み
(4)まず相手に話をさせてマウントをとる・コントロール的な態度・自己正当化的な態度
(5)共感はしないのに、自分には共感して欲しいと思っている
(6)承認欲求が強い。けれど人の事は承認できない
(7)孤独に向き合えない・自分の不安をぶつけてくる
(8)自己愛が強い:他者は自分を愛するための道具

挙げればきりがありませんが、大きくまとめると、この8項目のどれかに当てはまります。当然ながら、全てに該当するわけではありません。この項目の中の幾つかの特徴が強く出ているわけです。ただ、今回はあえて分けて書いてはいますが、どの項目も多くが関わり合っています。切り離して考えることのできないものかとも思います。

いずれにしても、離婚をしたいと思っている方は、実被害を受けているわけですから、この特徴をよく分かっていると思います。そして分かっているからこそ、諦めの気持ちにしかならず、もうこれ以上は気持ちをすり減らしたくないのですよね。結婚をした時には、こんな人ではなかったとも感じているはずです。これらはたった1日限りの話ではなく、何年も続いているわけで、子どもがいる方は経済的にも逃げることができず、我慢をしてきたわけで、気がつけば自分の心はリンゴの芯だけのような状況になって、すでに折れ掛かっていてメンタル的にも、折れてしまったら生活ができないという不安も抱えているはずです。実際にそういうメッセージを面談の中でもよく耳にします。

モラハラをしてしまっている方に分かってもらいたいのは、モラハラは今起きたものではないということです。

離婚の話が出ると、今離婚の話が出ていること・今モラハラの話をされていることに焦点があたりがちになります。

けれど、起きている事実は、今、ではなく、過去からずっとという話なのです。
これもよく出る話なのですが、「以前のようなモラハラはしていないはずです。なのに妻・夫は、仲良くしようともしないし、事務連絡もLINEでしかやり取りがありません。おかしくないですか。だってもうモラハラはしてませんよ。」というものです。

くどいようですが、モラハラは「今」ではなく、「過去からずっと」という点です。
ご自身が気付いていない内に、相手方は長年耐えてきたという話です。焦る気持ちも分かります。早く修復したい。仲良くしたい。その気持ちは分かります。

けれど、何年にも渡って信頼を減らしてきているわけで、その信頼をすぐに取り戻せるわけがありません。もちろん、同じだけ時間を掛ける必要があるとは言いませんが、ただ心持ちとしては、そのくらいの重さが必要だとは感じます。焦るほどに、急ぐほどに、変わっていないと思われてしまいます。この早く答えが欲しい、なんで仲良くしてくれないのか、という気持ち自体がチェックリストにも該当することだと考えてください。あなたの時間軸と相手の時間軸は違うのです。それを推し量る気持ちも共感になると思っていますよ。

なお、共感、と書きましたが、モラハラというのは、言い換えれば“共感の無さ”から出てくるものでもあるということは、振り返ってみてください。以下の図は辛く感じるものかもしれません。それでも、修復を考えている方は認識するところからがスタートです。離婚を考えている方は、同じような気持ちでいる方が大勢いることを知ることで、一人で抱え込まないでください。

モラハラには共感がない

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モラハラからの修復が難しい理由は、長い時間を掛けて相手方の心が削られてしまったからだけではありません。モラハラが治らない方のチェックリストを見て分かる通り、あまり具体的なものではなく、人としての本質、気質の話なので、それが治るイメージを持てないことにもあります。信じる方法が分からなければ、二度と同じことが起こらないという確信が得られないのです。だからこそ時間も掛かるのです。信じてもらうためにも。

それでは、チェックリストの項目について説明していきます。

1、自分と膝を突き合わせて問題を掘り下げることができない(狭い視野を押し付け、パートナーを苦しめる)

正直、自分自身と膝を突き合わせて、自分の事を知ろうとするのは苦しい作業です。それは、過去の出来事と自分の中にある押し留めて抑圧しているものを知る必要があるからです。日頃から生きづらさも感じているために、常にストレッシーな状態であるために、向き合う辛さに向き合うエネルギーも残っていないとも言えます。

たとえば向き合うものとしては、

・生きづらい理由
・過度に周囲の反応に敏感な理由(過剰反応)
・両親との関係(両親に言われた一言を今でも引きづっている)
・自分は本当に愛されていたのかどうか
・なぜ自己肯定感・自己評価が低いのか(それを認めたくない)
・どんな心の傷があるか、その傷は何を原因にしてできたものなのか
・自分の中で何を抑圧しているのか、何を引きずり、何を自分に隠しながら生きているのか
・実力を発揮できない理由(環境の責任にしている場合が多い)

こうしたものを直視することができないために、不安がつきまといます。なぜ不安が付きまとうかというと、自分の事が分からないからです。自分の事が分からないと、地に足がついていないようで、なにかが足りない感じがして、そして未来の自分がこれからどうなっていくのかを想像しなければならないのです。

とはいえ、僕のように上記のような事を考えることもなく、どこかでお気楽な気持ちを持てる性格からみると、上記のような事を抱えながら生きるということは、とても大変な作業だとは思います。

ただ、自分と向き合えない方というのは、今、この瞬間を見ておらず、過去ばかりを検証したり、未来への不安ばかりを考えている方が多いように感じています。僕から一点言えることは、今、この瞬間の事に集中して自分を作っていけているか、この気持ちを徹底していれば、日々自分を作り続けることができるために、自分というものが強化されるということです。

いずれにせよ、辛くとも、自分の過去と向き合って、それを乗り越えて、自分自身の人生を取り戻していかなければ、妻や夫、そして子ども達に同じ負の連鎖を押し付けてしまうことにもなります

苦しさをそのまま抱えて、心のどこかが欠けたような気持ちを持って、その欠けた部分を埋めて欲しい、なぜ埋めてくれないのかと期待や怒りを大切な人にぶつけていても、幸せな未来を思い描くことはできません。

あなたしか、あなたを幸せにすることはできません。あなただって配偶者や子どもにもっと幸せになってもらいたいのではないでしょうか。少しだけ、他者に幸せにしてもらうという気持ちを捨ててもらいたいのです。なぜ強く言うかといえば、そこに気付くのは、大切な人があなたのもとを去ってからだからです。それでは遅いのです。あなたの未来を作るために、少しだけでも自分の事を受けれてみて欲しいと思うわけです。

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離婚をしたい側の方からよく出る話は、「相手方は、プライドが高く、一方で自己肯定感が低い」というものです。つまり、過度に自分の心に敏感(HSPとは違います)であり、少しでも傷つきそうであれば、すぐに他者を攻撃する、上に立とうとする。だけど、攻撃する対象者の事はよく見ていて権威に弱いという話もよく耳にします。

耳が痛い話ですよね。僕も読んでいる方の耳も心も痛いであろうことは理解して書いています。修復したい側であれば、何故向き合わなかったのかと後悔するでしょうし、離婚をしたい側の方からすれば、上記のような事を家族のため、夫婦のためにせずに傷付けられたことへの恨みが募っています。どういう理由があっても、付けられた傷は簡単には塞げません。

2、自分の責任を人に押し付ける

これは、モラハラ被害者の方には、よく理解できるところかと思います。
自分の責任にはせずに、責めることで逃げるというスタンスです。自分は傷つかない所に逃げて、自分が加害者にならないように、第三者が聞けば「それはおかしい」と思うような事でも、必死になって、こちらを責めてきます。お前(あなた)が悪いのだと責めてくるわけです。

・怒らせるのは夫や妻が悪い。
・俺・私が答えなかったのは、お前の質問の仕方が悪い。もっと違う質問の仕方だったら、俺・私は話すことができた。
・夫婦仲がよくならないのはお前の両親が悪い。
・俺・私がしたことは、あなたのためなのに、何故そんな受け取り方をするのか!そういう受け取り方をするお前が悪い。
・あなたがもっと気持ちを汲み取ってくれれば私だって変わるのに。汲み取ってくれないあなたが悪い。
・俺、私が言ったわけじゃないけど、会社のAさんとか、友人がお前の態度を避難してた。
・俺は精一杯やっているのに、お前は俺と同じだけの結果を出していない。だから今のよくない夫婦関係はお前が悪い。

等、自分の非を認めずにいるわけです。

けれど、被害者側の方は、「他責にしているのは相手も分かっていると思う」と言われることもありますが、モラハラをしている本人は、本気でそう思っているのです。正確には、逃げている、責任回避している時には、本気でそう思っています。逃げ癖がついてしまっているので、その時に気付くことはありません。ただ、その後に後悔される方もいるとは思いますが、その後、後悔自体が自分を傷付けてしまうために、正当化できる話を探しはじめてしまいます

加害者を責めたくて書いているのではありません。こうなってしまったのには、生い立ちなどの外的要因もあると思いますので。とはいえ、こうした反射的な思考と態度をストップしていかなければ、夫婦問題だけではなく、その方自身、よりよい生活を送ることもできないのではないでしょうか。

夫婦関係を良くしたい、修復したい、その気持ちは理解できますが、夫婦だけではなく、周囲の人との関係自体もよくしていく必要があります。つまり日頃から気を付けなければ、自分を抑えることができず、同じことを繰り返してしまうことになります。
変わりたいのであれば、夫婦の事だけではなく、日常との関係も考えなければならないのではないでしょうか。

3、二元論(0か1の思考)で考えがち・自分の考えが絶対に正しいという思い込み

自分絶対主義

簡単にいえば、0か1、善か悪、で物事を考えがちだということです。そして、こうしたタイプの方には、答えも早く欲しい、自分の考えが正しいと思いがちな傾向にあります

修復されたい方の中にも、早く修復したいと焦ります。そして少しでも関係がいつも通りのような感じがしたり、相手方から答えをもらえないと、いきなり抱きついたり、スキンシップを求めたりと、急いでしまいがちでもあります。

それが相手にとっては怖いのです。物事は、0か1で考えられれば、それは楽ですし、自分の選択が正しいと思えば、気持ちも落ち着きます。

いずれにせよ、二元論を悪いと言っているわけではありません。僕が言いたいのは、その思考が強すぎると、自分の考えに沿わないものは悪であるという考え、なぜ気持ちを理解しないのかという苛立ちが強くでてしまいがちになるということです。

誰しもが自分の中での正義があります。けれど、それは他方からみれば正義ではない、正しいことではない事が沢山あります

それを踏まえることがコミュニケーションの基本です。そのうえで相手の気持ちを知りたいと思うこと、少しばかり教えてくれませんか、あなたが見ているものを私も知りたいんですという、そういう想いを回していくことで、気持ちが循環してるなという幸せを感じたりするものかもしれません。

自分の正しさを相手が納得していないのに折れてくれたとして、あなたは心地よいでしょうか。逆の立場であれば、どうせ否定されるなら、もう何も言いたくない、話さない方が傷つかないというようになっていくと思いませんか。

ここで語る程の事ではないかもしれませんが、ただ分かっていても、問題が起きてからじゃないと本当の理解には至らず、結果として後悔する方を沢山みてきましたので、改めて確認してもらいたいと思うわけです。

4、まず相手に話をさせてマウントをとる・コントロール的な態度・自己正当化的な態度

マウントしつつコントロール

相手(夫・妻)には口では敵わない、と言われる方は多くおられます。ただ、実際どういう内容で話をされたかをお聞きすると、その内容は、単なるマウントであることが多いものです。

どういう事かというと、タイプは大きく2つに分かれます
一つは、まずこちらに話をさせてからマウントをしてくるタイプ

・話し合いの時間をとってやったんだから、そっちから話をしろ
・話は無いのか。あると言ったから話し合いをしてるのに、なんで話さないんだ。時間を無駄にするな
・俺が聞きたいのはお前の気持ちじゃない。どうしたいかという結論を聞かせろ。

というような態度を取り、仕方なくこちらから話をすると、「そんなくだらない話か」「結局何をいいたいのか」「お前が言っていることは、子ども達の気持ちを無視していることだ」「ようするに、お前の方が、離婚したいってことでいいか?」等、その目的は、話し合いや、気持ちを分かり合うための対話ではなく、自分の正しさを認めさせるような態度であり、また自分が問題ではなく、こちらが問題であるというような物言いを作り出します。

そして、もう一つは、正論を振りかざすタイプです。
ここについては、注意が必要です。人というのは、もっともらしいことや、正しそうに聞こえることを強く主張されると、言い返せなくなる傾向にあるという点です。たとえそれが間違っているとしても、真正面から反論が出来なくなってくるのです。

・子ども達の将来はどうなるのか?離婚なんてしたら、就職にも影響するだろうし、結婚にも影響するかもしれないじゃいないか!
・別居なんていうのは、離婚と同じなんだ!
・両親が聞いたら悲しむぞ!親を悲しませることがどれほど酷な事か分かってるのか!
・俺を責めて問題は解決するのか!お前がしていることは、問題を大きくするだけだぞ!

前述したように、正論的なものを正義のように振りかざされると、なかなか言い返せなくなるものです。そして言い換えしても、その反論の根拠は示しづらいものですから、弱腰になってしまいます。また、言い返せば、「ならば、お前は子ども達がどうなってもいいと言ってるんだな」というようにマウントを取られることになります。

これは賛否あることかと思いますのと、当職自身は離婚も修復のどちらもケースバイケースであるために、どっちも推奨せず、クライアントの意思を尊重する立場を取りますので、100%正しいとは言いませんが、けれど、離婚というものが、本当に子ども達に悪影響になるという根拠はどこにも示されていないと思います。

確かに、影響、はします。けれど、その影響を良い方向に向かせられるかどうか、それはご自身の接し方も十分に影響します。また、子ども達の生き方、自分との向き合い方、それが離婚によりマイナスに働くと単純に考えるということは、子ども達の可能性の扉を閉ざした話のようにも思っています。子どもとはいえ、他者です。その他者の可能性を親が信用しないということ、その方が問題だと考えます。もちろん、色々なケースはありますが、考えるべきことは、離婚がマイナスに影響することではなく、良き親であり、理解者であり、少なくとも毒親にはならない気持ちではないかと思うわけです。

コントロール的な態度というのは、まずは受け入れたような態度を取りつつも結局は否定する、というような事でしょうか。

5、共感はしないのに、自分には共感して欲しいと思っている

まずは共感を寄こせという態度

パートナーからの共感を得られず、一人ぼっちな感覚が苦しくて離婚を考えている方もおられるのではないでしょうか。

たとえば、機嫌の良い時は、やけに構ってきたり、子どもにも笑顔を振りまいたりする。けれど、そうでない時は、まるで人格が変わったかのように

・自分ばかりが頑張っている。頑張っているのに何故自分の言うことを聞いてくれないのか
・なぜ否定ばかりするのか
・俺・私が仕事から帰ってきたら、いつも機嫌良くしてろよ
・俺の仕事はお前の仕事よりも大変なのに、お前の給料と対して変わらないなんておかしくないか
・俺の方が大変なんだから、好きな物を勝手も文句ないだろ
・俺は仕事が大変なんだから、一人の時間を持ってもいいだろ
・解ってもらいたいなら、先に俺・私のことを分かろうとしてよ

こうした事を言われたことはないでしょうか。

つまり、自分中心、自己本位だということです。

・相手の立場に立って、相手の思いはどうでもよく、自分の気持ちに興味を持っている
・自分の気持ちを察して理解されないと機嫌が悪くなり、気持ちが満たされないと不機嫌になる
・不機嫌になると、部屋に閉じこもって、しばらくすると何事もなかったかのように話しかけてくる

こんな態度も体験したことがあるかもしれません。
自分からは共感してこず、一方で自分が共感されない事ばかりを口にされ、こちらがしている共感では足りない、もっと寄こせという態度を見せてきます。

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もし、こうした態度を取っていた側の方が読んでくれているならば、考えていただきたいのは、自分一人で夫婦が成り立つわけではないということです。同じような事を書いている理由は、ここがとても重要だからです。くどいようですが、一人で愛を語ることはできません。一人で家族をすることはできません。相手が居るからこそ、夫婦・家族で居ることができるのです。これが理解できなければ、いつ離婚の話が出てきてもおかしくありません。
人というのは、まだ起きていない事については、あまり具体的に真剣に考えることができません。漠然と大丈夫でしょ・・というように、易きに流れます。人の気持ちは動きます。いつも同じではありません。すでに、何年も前から、爆弾に着火されているかもしれません。そして着火した導線はどんどん短くなってきているかもしれないのです。爆発したらおしまいです。覆水盆に返らずです。今なら間に合うかもしれません。真剣に考えてみてください。うちに限ってはないのですよ。それは、皆さん同じ事を言います。うちに限っては大丈夫だと思っていたと。

6、承認欲求が強い。けれど人の事は承認できない

承認欲求と言えば誰もが持っているものです。けれど、モラハラ気質のある方が求めている承認は「あなたの事は認めてるよ」というようなものではありません。結論を言えば、「自分の要求は全て受け入れて欲しい」「これをする代わりになになにをして!」というような形で現れる事も多いものです。

案外にご相談で多いのは、「うちの夫は、何かをする代わりに性行為を要求してきます」というものです。全てを性行為の要求に結びつけてくるという話です。

単に性欲が強いという話ではなく、それがなければ自分が愛されていることを確認できず、また自分の心の寂しさを埋めることができないのです。

けれど、無理に要求に応じても、そこに前向きな愛情があるわけではありませんから、余計に孤独感が募り、さらにその無理な要求が強く出てきたりもします。

もちろん、先天的な何かを持っている方もおられるようですが、実は多くが“あるもの”を求めていたりします(この後説明します)。

これを言うと、「私にそれを受け入れるのは無理だ・・。だけど、夫の行動を見ていると納得できるところがある」と言われます。

その「あるもの」が何かというと、妻に対して、“本当の母親たる母性”を求めているというケースです。

妻に妻たる、夫に夫たる、女性、男性的な、母性や父性的なものを求める部分があるのは誰もがそうかと思います。それを母性や父性として考えていないだけで、実際に誰もが持っているものだとは思います。

けれど、本当の母親としての母性を求めるのは違います。当たり前の話として、母親と妻は役割も何もかもが違うからです。

思い返していただきたいのですが、「うちの母親なら・・」というフレーズが出てきた事はないでしょうか。

 

7、孤独に向き合えない・自分の不安をぶつけてくる

孤独に向き合え無いひきこもり

今までしてきた話と近しい内容になるかと思います。誰しもが心のどこかで孤独を抱えているはずです。孤独という話をすると、「自分は一人で居るのが好きなので、孤独には強いと思います」と言う方もいます。けれど、それは例えば友人と一緒にいるのも楽しいけど、一人で居るのも好きという、場合によっては内向的な性格の方もいれば、自分の時間を大事にしたいという性格の方もいますので、それは健全ではないでしょうか。

けれど、モラハラタイプの方はちょっと違います。一人が好きというのではなく、言葉は悪いですが“心が引きこもっている”という表現があっているかと思います。
物理的に部屋に閉じこもっているというものではなく、精神的に引きこもることで、自分の都合のよい解釈を取り込むことで、自分の世界を作ってしまっていると言えます。

どういう事かというと、あなたが話した事を自分の都合のよいように、極論だったり、「なんでそんな風に受け取るのか!そんな事は一言だって言ってないじゃない」と思ったことはないでしょうか。

喧嘩の時に、例えばですが、こっちは言ってもいないのに「俺・私をバカだと言ってるわけね。いつだって俺の事を下に見てるもんね」と言われたことはないでしょうか

これは他責にすることで、自分の非から逃げている態度にも似ています。

当然、なんでそんな事をするのかといえば、引きこもる事で、傷つかなくて済むからです。また、テレビでお笑い・ドラマ・ニュース等、なんでもよいですが、テレビ相手にやたらと文句を言っているパートナーの姿を見たことはないでしょうか

ずっと言われてると側にいる私達はイヤな気分になりますよね。なら、何故相手はそんな事をするのかといえば、自分のポジションは固定されているタイプなために、誰かを避難し、否定することで、自分よりも落とすことで、自分のポジションを守ることができて、不安、嫉妬、プライドを守ることができるからです。

自分だって頑張れば、どんな風にでもなれるとは思えないのです。プライドが高く、自己肯定感が低いという言い方もできるかもしれません。

また、こうしたタイプの方は、まだ見ぬ未来への不安も募るために、将来の計画を綿密に立てる傾向にもあります。そして、その計画を配偶者にも押し付けてきます。貯金や運用だけではなく、子どもの進学先まで勝手に決めているという方も見かけます。

将来への計画自体を否定するものではありません。僕などは、むしろそうした事が苦手ですから、単純にすごいな・・と思うところもあります。けれど、夫婦の未来への計画を勝手に立てて、その通りに家計の管理も強要するというのは違うと思うのです。

実際、給与から投資運用費を引き落としにして、結果としてカツカツのような生活を強いられているケースもよく耳にします。それで離婚の請求を受けている方は大勢おられます。不安は分かりますが、今、目の前にある家族こそが大切なのではないでしょうか。前述してきた通り、今を大切にすることが未来を作るわけですから。

8、自己愛が強い:他者は自分を愛するための道具

自己愛の特徴

自己愛的な人が何を見ているかといえば、対象が自分を愛するための道具になっているかという視点です。正直、誰もが自己愛は持っています。持っていない人は一人としていません。僕も持っています。それが、大人になっていくにつれ、人との関わりなどを通して協調性を学びます。

けれど、自己愛的な傾向が強く出る人は、おそらく心のどこかが空虚、何か足りない感覚があるのか、その空虚・欠けている部分を埋めるために、自分を愛することができるものに執着します。

それ故に、人の目が気になり、他者からの評価が気になり、恥を欠くことを極端に嫌がります。これも誰しもに傾向性はあるものですが、それが強くなりすぎると、自分の思い通りにならないことに腹を立て、そしてその責任をこちらに押し付けてきます。

夫婦カウンセリングをしていても、「自分はただ手の平で転がされて、褒めてもらって、愛してくれて、言うことを聞いてもらっていれば何だって許せるし、頑張れるのに、何故それをしてくれないのか」という話が出ることがあります。

つまり、自分の力だけでは、自分を愛することができないのです。

ある側面を見ると、寂しく、愛されたい人という、そういう見かたもできなくはないのですが、とはいえ、その傾向が強すぎると、常に不平不満を並び立てる人であり、機嫌の良し悪しの上げ下げが大きすぎて、配偶者としては振り回されてついていくことができなくもなるのです。

結果としても、モラハラな発言、態度となり、愛されたいにも関わらず、愛してくれる人を失うことになります。だから言いたいのです。まずあなたから相手を愛して欲しいのです。あなたがしている行動というのは、その逆であり、欲っするものが遠ざかってしまう態度なのです。

離婚をしたい側の方が、別居後に話し合いを拒む幾つかの理由の一つは、奪われる感覚があるからです。もう心のエネルギーを奪われたくないのです。同時に、離婚の意思を変えてくれない場合には、いつしか「こんなに頑張っているのに修復してくれない相手が悪い」というように、加害者の立場が被害者意識に変わっていくことも、離婚をしたい側の方は分かっています。
単純に考えて、そうした態度は怖いわけです。

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離婚をしたい側、したくない側、両者の観点から書きましたが、とにかく自分のメンタルについては、客観的に、他人を観察するようにしてください。人というのは、自分の限界には気付きにくくできています。本当は、少しずつすり減っていても、それに気付かないようにできています。理由は、人は生物ですから、生活を維持する方向で考えてしまうからです。そして、いきなり心が折れます。正確には、いきなり心が折れたように見えても、実際はそうではありません。しきい値を超えて、限界を超えた時に認識してしまうのが人間です。だから、普段から違和感を覚えたら、自分の事を他人のように観察してみてください。限界が近い事に早い段階で気付いてもらいたいのです。
また、離婚をしたくないと考えているモラハラ加害者の方、今は自分のモラハラを認められないかもしれませんし、いきなり離婚を切り出すなんてと思われるかもしれませんが、そうではありません。何年も掛かって気付いた結果だということです。まずはその認識が大切ではないでしょうか。修復したいというところはスタート地点ではありません。本当のスタート地点は、自分を理解することだと僕は思っています。

8つの心理的な特徴を説明しましたが、冒頭で書いた通り、一つだけ該当するということではなく、どれもが関連していると感じたのではないでしょうか。
同時に、8つの特徴に共通しているモラハラ加害者の特徴は、心が満たされていない、ということのように感じます。ゆえに、不安を抱え、必要以上に孤独となり、配偶者、パートナーでその不安の穴を埋めようとして必死になっている姿ではないでしょうか。

モラハラの被害者は辛いでしょう。そして、加害者は自分でどこまで気付いているかは分かりませんが、無意識的にであっても必死すぎてしまい、自分がしていることに気付けていないのです。

だからこそ、繰り返しになりますが、加害者側の方は、まずは自分を理解すること、被害者の方は、自分のメンタルの状態を観察することが大切です。

家族が破綻してしまってからでは遅いのです。だから、感じるところがあった場合には、早めに相談してください。

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