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モラハラと亭主関白・女房関白という言葉の勘違いと共依存の関係

1、夫婦の間に潜むモラハラと亭主関白の勘違いと共依存への疑い

亭主関白とモラルハラスメント

このコンテンツは、アナタを否定するものではありませんよ。これを読んでくださっているということは、何か気付くところがあったから読まれているのかと思います。そして、厳しそうな内容なのに読もうとしているアナタは一歩進んでいるかもしれません。

なお、「亭主関白ではあったけれど、自分がモラハラをしているとは思ってもいなかった」というのは、よくご相談者から聞くフレーズです。同時に、「うちの夫(妻という時もあります)の事は、亭主関白だと思っていて、それについていけていない自分の我慢が足りないと思っていた」というのもよく聞く話です。両者共に早く気付いておられれば、一方は加害行為を続けること、もう一方は被害者として心を傷つけられてしまうことを少しでも減らすことができたかもしれません。

ゆえに、まずは“モラルハラスメント”という言葉、皆さんには、まずはこの言葉を知っていただきたいと切に願います。

以下の列挙、これはモラハラをしてしまっている方のごく一部の特徴です。当職が相談を受けてきた中で、多いと思う傾向を列挙しただけですので、誰しもがどれかには当てはまるものだと思います。もちろん当職もです。 ここでご注意をいただきたいのは、いくつ該当すればモラハラなのかということではありません。もちろん、沢山該当するものがあれば、モラハラの傾向はあるかもしれません。けれど、たった一つにしか該当しなくても、その該当するものの強度が際立っていれば、モラルハラスメントと思われてしまう可能性があるということです。

2、モラハラ加害者の特徴一覧(実務から見えてきたものリスト) ※ 一例

  • 常に自己本位であるにも関わらず、傷つくことを嫌がる
  • 正しさよりも勝ち負けで考える
  • 人を敵か味方かという基準で判断する
  • 正しいか正しくないかで行動するのではなく、気持ちの高ぶりで行動する
  • 奪うこと、守ることをまずは考える
  • 自己肯定感が低く、けれどプライドが高い
  • 自分の事を語るのが好き(人の話を聞かない)
  • 自分の法定式があり、そこから外れるものは悪と考える
  • 人の話を自分に都合よく受け取り、捻じ曲げた言葉で周囲に吹聴する
  • 両親の事を悪くいう割には、どこかでベッタリなところがある
  • 基本的にはケチ、自分のためにはお金を使う
  • 話し合いができない。自分の考えに沿わないことには耳を貸さず「論理・話をすり替えるな」とどなる
  • たとえケンカをしていても、自分の甘えたい時には、やけにベタベタしてくる
  • 一方が夫婦関係に問題があるといっても、無いと言って聞かない(こちらをどうにでもできる、コントロールできるという考えが根底にある)
  • 自分がしてあげた1は10になり、自分がしてもらった10は1程度で考える。
  • してあげている感を強くだす。口癖は「旅行にだって連れていってあげてるでしょ」「外食に連れていってあげてるでしょ」。
  • 自分が失敗したことは急に悪(あく)扱いになる
  • 人の心の痛みには無関心、けれど自分の痛みへのアピールは強い
  • 褒めてくれる人だけ、自分を否定しない人だけが友達
  • (なぜか)自分の事を寛容だと思っている

【参考コンテンツ】
■ モラハラ夫・妻への対応間違い~誠心誠意は通用しない本当の対策とは?
※モラハラ加害者への誤った被害者側がとってしまっている対応を説明しています。

3、モラルハラスメントの意味(加藤諦三先生の書籍からの引用)

<引用:モラル・ハラスメントの心理構造>「俺はどうだっていいんだ、お前の事を考えているのだ」と子どもに言った時には、父親は子どものことを考えていない。「自分の幸せだけをかんがえている」というのはサディズムを正当化するための口実である。(一部省略)直接「屈辱を晴らしてやる」と言えないで、「お前のことを考えている」という言葉で、間接的に屈辱を晴らしている。
「俺はどうだっていいんだ」というモラルで相手を縛っている。「お前の事を考えている」という口実で相手を奴隷にしている。
これらの言葉は、メッセージとしては愛であるが、非言語的なメッセージとしては「俺の期待したようにしろ」という共立な自己執着である。
<引用終わり>

モラハラでいう"モラル"とは何なのか?という点が書かれています。
それは、相手方の考える”モラルというもの”で、こちらを縛ることを言うわけです。加藤諦三先生のお言葉は、実務においてとてもよく理解できるものです。「俺」という一人称にはなっていますが、これは「私」というものに言い換えることもできると思います。なお、モラハラ加害者の特徴は境界線人格障害の特徴にも当てはまるところがあります。もしそれに該当しているような場合には、相手方にこちらの気持ちは理解できません。
それは、自分と相手方との間の境界線が曖昧だからです。つまり、相手の事を他者として見ているのではなく、自分の所有物的に見てしまう傾向にあるとも言えるかもしれません。
故に、理解してもらいたい、相手方の理不尽な話を論破したいと思っても、そこにパワーを使うことは望ましくありません。とても悔しい思いをするかもしれません。けれど、分からない相手には、分からないのです。ご自身の話の方が誰がどう聞いても正しい場合でも、モラハラ加害者からすれば屁理屈と要望にしか聞こえないわけです。
モラハラをしている方は、自分の要求を聞いてくれるか、共感してくれる事しか受け入れることはないわけです。
だからこそ、あなたは、あなたのために限りあるエネルギー、労力、時間を使ってください。どうしても気持ちのコントロールが難しいようであれば、どうか当職に相談をしてください。二人三脚で進めていければと願います。

くどいようですが、相手方の態度があまりに厳しい状況の場合には、相手にしてはいけないわけです。亭主関白、モラハラ加害者、境界線人格障害の根底には、あなたに対して心のどこかで“負けている”という感覚を無意識に持っていることがあります。それもあり、自分の方が優れているんだ!と叫んでいることもあるのです。スポーツでいう勝ちたいという気持ちと、モラハラ加害者の持っている勝ちたいという気持ちは違うものです。後者の場合には、自分が負けていることが分かっているために、よけいに喰い付いてくるのです。つらくとも、被害者の方には、そこを理解していただいたうえで、進め方を検討していく必要があります。なかなか腹落ちは難しいかもしれませんが、あなた自身のために、少しでよいので理解をしてみてください。

4、「俺は・私は、アナタに命を張ることができる」という心の縛り

クサリに縛られた心の状態

「俺の事好き?・私の事好き?」。誰もが聞いてしまうフレーズかもしれません。聞いて悪いというわけではありません。時としてそのような事はあるかと思います。けれど、この言葉の意図が、相手方の心を縛るものなのか?単なる愛情を確認したいだけなのか?という点は自分に確認する必要があるかと思います

嫌いなところも含めて好きだという事もあります。けれど、そうでない事もあります。仮に前者だとしても、頻繁に言われてしまえば、好きと言わなければ嫌われてしまうのでは・・という怖さを持ちながら、「好き」と言わざるを得ない状況に陥ることもあります。

はじめはちょっとした事なのです。それが積み上がってくると関係に上下ができたり、期待に沿ってもらえなかったことで、より依存的な執着に発展することもあるということに気付いていただきたいところです。当職は、離婚を推奨することも、修復を推奨することもありません。ただ、意味は様々でも、健全な関係を作ってもらいたいと願うばかりなのです。

表題には亭主関白とは書きましたが、もちろん逆のケースも多くあります。妻側から夫へのモラルハラスメントのご相談も沢山いただきます。早いタイミングでお互いに気付くことができれば、夫婦としての健全性を作り、よりよい関係になるかもしれないと願っています。 いずれにせよ、自分自身が加害者の立場であった時、被害者の立場であった時にどうすべきかが問題です。

5、夫婦の間におきる共依存という関係

行政書士松浦総合法務オフィス

夫婦間に限りませんが、ご夫婦の中には、共依存という関係で、上記に苦しみながらも、共依存関係になってしまい、そこから抜け出すことができない方も多くおられます。もともとそうだったのか、または相手方に縛られている内に共依存になってしまったのか、それは分かりませんが、自分自身の置かれている立場を冷静にみる必要はあるかと思います。

我々はどうしても、普段当り前に起きてしまっていることについては、当り前に受け止めてしまいスルーしてしまいがちになります。当り前のことは、見えているつもりでも意外と見えていません。普段身につけているメガネの形の詳細をイラストにできるかといえば、なかなかできません。普段お気に入りで使っているマグカップのイラストも案外描けないものです。

上記の例は分かり易いものですが、怖いのは、日常の普段の行為をスルーしてしまうこと、そして自分の気持ちすらもスルーしてしまうようになることです。いつしか、自分の我慢が当たり前になってしまうのです。さらに、その我慢によって、家族が安定すると思い込んでしまうことはとても多いものです。
モラハラに気付いて止める(止めることができるかどうかは別の話です)、モラハラから逃れるために、まずは知るということ。そしてもし逃れることができない場合には、その方法が分からないのか、または心が縛られてしまっているかどうかを、自分自身に問いかけること。
これこそ当り前の事ですが、自分自身に対する“問いかけ”もできなくなっていることは多いものですよ。

とにもかくにも、その方法が分からなければ、どうか当職の元へ聞きに来てください。こうあるべきという話はいたしません。アナタ(妻・夫)がどうすれば考えることができるようになるのか、そのお手伝いをさせていただきます。

Author:行政書士松浦智昌

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