フキハラをしてしまった夫へ|離婚を切り出された直後の最初の7日で信頼回復する方法

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「離婚したい」

突然のその一言を聞いた瞬間、胸が苦しくなって、言葉を失い、頭の中が真っ白になってしまったのではないでしょうか。
そして同時に、「え、俺が何かした?」って、頭の中が一気にぐるぐる回り始める人が多く、現実のものとして受け止められない状況に陥っておられないでしょうか。

「浮気もしてない。散財もしてない。ギャンブルもしない。一般的に“悪いこと”って言われるようなことはしていない。なのに、なんで離婚なんだ?」

そんなふうに“心当たりのない衝撃”として受け取って、混乱してしまいますよね。

いまのあなたは、たぶん「何が起きてるんだ」と状況を理解しようとしていて、同時に「何を言えば戻れるんだ」と正解を探している状態かと思います。でも注意してください、この段階でいちばん危ないのは、焦って安易な言葉を重ねてしまうことです

だから、まず最初にひとつだけ、覚えておいてほしいことがあります。
このタイミングで大事なのは、挽回の説得より、これ以上関係が壊れない動き(鎮火)を優先することです。

離婚を切り出した側の中にあるのは、怒りだけではありません
その奥に、疲れ、恐怖、諦めが積もっていることが多いはずです。
そして、もしお子さんがいるなら、奥さんは「夫婦の問題」だけじゃなく、子どもを守るために距離を取るべきだと判断している場合もあります(※ここは責めたいわけではなく、奥さんがそこまで追い詰められている可能性を理解するための視点です)。

こういう状態まで来てしまうと、奥さんの中では「話し合いで何とかする」より先に、“これ以上傷つかないための結論”が必要になっていることがあります。だからこそ——「もう何を言っても無駄だ」「この人は変わらない」「これ以上壊れる前に離れないと」——そうやってやっと出てきた言葉が「離婚」だったりするわけです。

この記事は、フキハラ(不機嫌ハラスメント)をしてしまい、奥さんから離婚を切り出された“夫側”のあなたに向けて書きます。
【妻向け補足】妻側がフキハラの場合も原理は同じです。主語を入れ替えるだけで当てはまる部分が多いです。

この記事を元にやること(導入サマリー)

・最初の7日は「挽回」より「鎮火」:追いLINE・詰問・長文を止め、相手の安全を最優先にする
・信頼回復の本体は“決意”ではなく“手順”:タイムアウト/境界線/3行ログで再発防止を設計する
・謝罪は“許しの要求”を混ぜない:痛みの受け止め+次の行動を短く示す
・話し合いは「結論」より“怖くならずに終われた回数”:器(短時間・文面・同席)を変えて続ける
・別居中は「変わり続ける仕組み」を作る時間:見せるより運用、積み上げで安心を作る

松浦カウンセラー

【カウンセリング現場の一言】
離婚危機の直後は、本人の反省の深さよりも「焦りが暴走していないか」で結果が分かれることが多いです。焦りを“行動”に変える前に、いったん「鎮火」に戻りましょう。

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最初の7日間は「挽回」より“鎮火”|離婚を切り出された直後にやること

離婚危機の初期対応図解。火事の最中に家を建てるのではなく、まずは消火活動(鎮火)を優先すべきという対比イラスト

最初の7日間は、プラスを積み上げるというより、マイナスの連鎖を止める期間です。
火事でいえば、いまは建て直しより先に「消火」が必要な段階です。まずは、相手の“安全”を取り戻す行動を優先します。

パートナーが求めているのは「説明」じゃなく“安心できる距離”かもしれない

夫側は、焦ると「説明」や「解決策」を出したくなります。その気持ちも分からなくはありませんよ。
でも離婚危機の直後、相手がいちばん必要としているのは、論破でも説得でもなく、安心感(安全)であることが多いものです。

ここでいう安心感は、ふわっとした気分の話ではありません。具体的には以下のような状態です。

  • 今日は責められない
  • 返事を強要されない
  • 不機嫌で空気を支配されない
  • 自分のペースを守ってくれる
  • 逃げ場がある(距離を尊重される)

そして、この段階で大切なのは「信じて」と言葉で迫ることではなく、「あなたを脅かさない時間が続く」という実感を積み上げることです。

さらに、フキハラが原因で離婚を切り出されるケースでは、その“安心感”を確保するために、すでに相手が物理的に距離を取っていることも少なくありません。実家に帰ってしまったり、別居先を用意して避難するように出ていったりです。

それは「話し合いを拒否している」というより、まず心と生活を落ち着かせる場所を確保しないと、向き合う余裕が持てない状態になっている可能性があると理解してください。

だからこそ、ここで慌てて追いかけたり、長文で説明したり、結論を迫ったりすると、相手にとっては「安心を奪われる動き」に感じられてしまうことがあるわけです。いま必要なのは、“戻ってきてもらう”より先に、これ以上怖くならない距離感を守ることです。

【妻向け補足】妻側がフキハラの場合も同じで、相手(夫)が距離を取るのは「逃げ」ではなく、まず落ち着くための避難になっていることがあります。

必死な説得は相手への圧力になるが、一定の距離を保つことで安心感と安全なスペースが生まれることを示す比較イラスト

補足:信用と信頼(短く)

・信用:過去の実績(約束を守る、再発しない、行動の安定)
・信頼:未来への安心(この人といても怖くない)

離婚危機の直後は、「信用の証明」より先に、信頼の土台(怖くない時間)が要ることが多いです。

離婚を切り出された後、連絡頻度はどのくらい?

結論:回数の正解はありません。大事なのは「何通か」より、何のための連絡かです。
離婚を切り出された直後は、こちらの不安が大きくなりやすいぶん、連絡が「必要連絡」ではなく“不安の処理”になってしまうことがあります。そうなると相手にとっては、“向き合う”というより“追い詰められる”体験になりやすいんですね。

だから基準は、この3つです。

  • 相手の負担が増えないこと
  • 返信を求めないこと
  • あなたの不安を相手に背負わせないこと

目安としては、危機直後はこう考えると事故が減ります。

  • 1日1通まで(緊急の事務連絡以外)
  • 3〜5行(長文は“誠意”より“圧”になりやすい)
  • 返信不要を明記
  • 送ったら追加で送らない(待つ)
離婚危機直後の連絡ガイドライン。短文であること、返信不要を明記すること、相手の負担を増やさない事務的な内容であることを示すスマホ画面のイラスト

ここでひとつ注意したいのが、離婚を切り出された直後ほど、話し合いを強く求めたり、「なぜ?」を繰り返して理由を追及したくなることです。その気持ちは自然です。理由が分からないままでは、怖くて落ち着けませんからね。

ただ、相手が疲弊している状態だと、その追及は「説明を求める」以上に、相手には“圧”として届いてしまうことがあります。

カウンセリングの現場で、こうした話をすると、ご相談者は、「圧をかけるつもりなんてありませんよ。ただ、理由が分からないから聞いているだけなんです」と仰ることがあります。けれど、それはその方自身の認識、理解です。そうではなく、相手の目線から考えるようにしていただきたいのです。

とくにフキハラが理由の場合、相手は「態度や空気で追い詰められてきた」と感じていることが多いので、理由を求められ続けること自体が、再び“追い詰められる感覚”を呼び起こしてしまうことがあるわけです。

この時期は「伝えたい量」より「相手が受け取れる量」を優先してください。それだけでも、少なくともこれ以上悪化するリスクを下げやすくなります。

最初の1通テンプレ(短文・返信不要)

離婚のこと、受け止めた。今まで不安にさせてごめん。
今はあなたの気持ちを最優先にしたいから、返信はいらない
連絡の頻度や距離感は、あなたのペースに合わせる。
自分のことをちゃんと見直す。また話せる日が来たら嬉しい。

松浦カウンセラー

【カウンセリング現場の一言】
「返事がない=無視されている=急いで動くべき」と結び付けると、行動が荒れやすくなります。返事がない時期は、相手が“安全を確保している”時期でもあります。こちらが鎮火できると、関係の傷が深くなりにくいです。

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追いLINEが逆効果になる理由|追うほど、相手の“安全”が下がる

追いLINEは、送る側にとっては悪意というより、「今すぐ何かしないと終わる気がする」「放っておけない」「関係をつなぎとめたい」――そんな強い不安や焦りから出てしまうことが多いです。

でも受け取る側には、「また追いかけられる」「また自分のペースを奪われる」と響いてしまうことがあります。
追いLINEが続くと、相手は「スマホを見るのが怖い」「家に帰るのが嫌だ」という恐怖を感じやすくなる。そうすると安心感は遠のいていく。

追うほど、相手の心は閉じやすくなります。距離を取られるだけじゃなく、「話そう」という気持ちそのものが薄れてしまうこともある。

ここで大事な視点はこれです。フキハラの本質は「自分の感情を相手に処理させる」こと。追いLINEも同じ構造で、あなたの不安を相手に処理させようとしてしまう。だから逆効果になりやすのです。

事務連絡が来たとき、返事はした方がいい?(例:クレカ停止の連絡)

離婚を切り出された直後は、相手から事務的な連絡が来ることがあります。このとき多いのが、「返事がないと相手が不安になるかも」「礼儀として返した方がいいかも」と思って、つい返信したくなることです。

判断の軸はシンプルで、「今すぐ返さないと困る実害があるか」です。

・緊急性が低い/返すことでやり取りが増えそう → 返信しない(沈黙も鎮火)
・放置すると実害が出る/必要な確認だけはしたい → 短文で一度だけ、事務的に(感情や理由の追及は入れない)

【返す場合の例】
連絡ありがとう。内容は確認しました。必要な連絡がある場合はこのまま文面でお願いします。返信は不要です。

【重要】その謝罪、逆効果かも?「伝わらない謝罪」の共通点

謝りたいのに、こじれる。そのとき起きていることのひとつが、許しを強要する謝罪です。

謝罪のどこかに「謝ったんだから許してほしい(この空気を終わらせてほしい)」が混ざると、相手には“圧”として伝わってしまうことがあります。実際、私がカウンセリングをしていても、「もう散々謝ったんだから、もう許してくれてもいいじゃないですか。いつまで引きずってるんですかね。まあ、本人には言えませんけどね。」という話を耳にします。

もちろん、そうしたことを言うのは全員ではありません。ただ、そういう気持ちは、微妙な言い方や表情から、大体相手に伝わっていると考えてください。相手は想像以上にあなたの微妙な動作や物言いを見ています。

  • NG例:「ごめん、俺が悪かった。だから機嫌を直してよ」
  • OK例:「怖い思いをさせてごめん。離婚を考えるほど追い詰めたことを重く受け止めてる」

「努力してるのに…」が、相手を追い詰めてしまうとき

もうひとつ、伝わらない謝罪にとても多いパターンがあります。それは、最初は低姿勢で謝っていたのに、相手がすぐに修復に向かわないと、謝罪がだんだん“要求”に変わってしまうことです。

たとえば、「変わるから」「望むことは何でもするから」「チャンスがほしい」と伝えていたのに、返事がもらえない時間が続くと、

「俺は謝った」「努力してる」「カウンセリングにも行ってる」そして最後に、「だから、そっちも修復の努力をしろよ」という形で“交換条件”になってしまう。

ここで奥さんが一番怖くなるのは、謝罪の後ろに「いつか自分が責められる」が見えてしまうことです。「今は謝ってるけど、都合が悪くなったら“お前が悪い”って言い出すかもしれない」——そう感じると、相手は話し合いより先に、まず距離を取って身を守ろうとします。

だから、謝罪の段階で大切なのは、“見返り”を求めないことです。「謝ったんだから許して」だけでなく、「努力してるんだから報われたい」も、相手にとっては圧になり得ます。いまは結果を取りに行くより、安心が続く行動を積み上げるほうが、遠回りに見えて近道になりやすいです。

そして、謝罪が伝わらなくなる時にもう一つ多いのが、謝ろうとするほど「説明」が増えて、いつの間にか“言い訳”に見えてしまうケースです。
次は、その構造をほどいていきます。

謝罪が逆効果になる「言い訳」の構造(“でも”が出たら危険信号)

謝罪がこじれる時、よくある流れがこれです。

  1. 原因説明(忙しくて、疲れてて、余裕がなくて、会社の人間関係でイライラしてて…)
  2. 免罪(仕方なかった、悪気はない)
  3. 反論(そっちだって)

言った側は「説明」のつもりでも、相手には「正当化されてる」「また責められる」に聞こえやすいものです。

なぜかというと、フキハラで傷ついた側は、これまでずっと“あなたの機嫌や事情”の前で自分の気持ちを後回しにしてきたことが多いからです。そこに「忙しかった」「会社がしんどかった」と来ると、相手にはこう翻訳されてしまうことがある。

  • 結局、あなたの事情が優先なんだね
  • 私はまた“分かってあげる側”なんだね
  • 怒るのは仕方ない、って言いたいんだね

つまり、説明の中身そのものより、順番が問題になりやすいのです。
(もちろん仕事が大変なのは事実でも、謝罪の最初にそれが来ると“免罪”に聞こえやすいものです)

だから謝罪は、“気持ちで頑張る”より型(順番)を持つと安全です。型は、相手を納得させるためのテクニックではなく、相手の安心を下げないための手順です。

  • 事実:何をした?(不機嫌な態度、無視、ため息、圧…)
  • 痛み:相手はどう感じた?(怖い、疲れる、萎縮する、話せなくなる…)
  • 本来の対応:どう接するべきだった?(落ち着いて返事をする/タイムアウトを先に言う/言葉で説明する…)
  • 責任:これは自分の課題(相手のせいにしない)
  • 次の行動:次はどう止める?(予兆→合図→タイムアウト→戻る、など具体策)
信頼回復のための謝罪の5ステップ。事実、相手の痛み、責任の所在、本来あるべき対応、次の行動手順へと進むフローチャート図

ここまで言うと、「そこまで言う必要あります?」って思うかもしれません。
でも相手が不安なのは、“反省の言葉”より「次に同じ場面が来たとき、あなたは違う動きができるのか」なんです。
「本来どうするべきだったか」を言葉にできると、相手は「分かってるかもしれない」と感じやすくなります。逆にそこがないと、「口では謝ってるけど、結局わかってない」と受け取られやすいものです。

※仮にイライラしていたのなら、「その事情を事前に伝えておけばよかった」と今は思うかもしれません。けれど、離婚の請求を受けるまでは、あなた自身も「不機嫌が相手にどれほど負担になっていたか」を言語化できていなかった可能性があります。だからこそ、過去を責めるより、これからはフキハラが出てしまう前(予兆の段階)で言葉にするというルール作りに切り替えていけばOKです。

さらに一段強くする“超短い型”(覚えやすい5行)

  1. 何をした(事実)
  2. あなたはどう感じたと思う(痛み)
  3. それは俺の課題(責任)
  4. 本来こうするべきだった(本来)
  5. 次はこう止める(行動)

※上の長い型の「要点だけ」版です。迷ったら、この5行に戻せば十分です。

型を使った謝罪の完成例(コピペ可)

① 危機直後の謝罪(返信不要・鎮火優先)

さっき(今日)、不機嫌な態度で空気を重くしてしまった。怖い思いをさせたと思う。ごめん。
仕事のことで余裕がなかったとしても、家であなたにぶつけたのは俺の課題だった。
本来は、イライラの予兆が出た時点で「10分休む、戻る」と言って離れるべきだった。
次からは予兆を感じたら先にタイムアウトを言って、落ち着いてから話す。
今は返事はいりません。あなたが落ち着ける距離を優先します

② 別居・距離を取られている時の短文(事務連絡の温度)

連絡ありがとう。内容は確認しました。
今はあなたのペースを優先したいので、こちらからの連絡は必要なことだけにします。返信は不要です。

③ 再発してしまった時のリカバリー(立て直しが信頼になりやすい)

さっきの態度で嫌な思いをさせた。ごめん。
予兆が出ていたのに止められなかったのは俺の課題だった。本来は先にタイムアウトを言うべきだった。
次は予兆を感じたら「10分休む、戻る」を必ず言って離れる。今日はもうこれ以上負担を増やしたくないから、ここで終えるね。
返事はいりません。落ち着いたら、あなたの都合の良い形で話したいのです。

夫がやりがちな言い訳フレーズ集(NG→OK言い換え)

NG(言い訳に聞こえやすい) OK(安心が増える)

  • 「仕事が忙しいんだよ」
    「余裕がなくて態度が荒くなった。怖い思いをさせた。次は予兆で『10分休む、戻る』を先に言う」
  • 「会社の人間関係でイライラしてた」
    「会社でしんどくて余裕がなかった。でも家に持ち込んでぶつけたのは俺の課題。次は帰宅前に整える/予兆でタイムアウトを言う」
  • 「疲れてたから仕方ない」
    「疲れてる時ほどイライラが出る。だからこそ先に止める手順を使うようにする。今日はごめん」
  • 「悪気はなかった」
    「悪気がなくても、あなたはしんどかったよね。そこを軽く扱いたくない」
  • 「そんなつもりじゃない」
    「つもりはどうあれ、そう感じさせた事実は残る。次は同じ形にしない」
  • 「俺だって限界だった」
    「限界は自分で整えるべきだった。あなたにぶつけたのは俺の課題・問題だった」
  • 「俺も努力してるのに」
    「努力してる“つもり”と、あなたが安心できるかは別。安心が続く行動を積んでいく」
  • 「謝ってるんだからもういいだろ」
    「謝るだけじゃ足りなかったと思う。次はどうするかまで示す」
  • 「じゃあどうすればよかったんだよ」
    「落ち着いて返事をするべきだった/タイムアウトを先に言うべきだった。次はそうする」
  • 「そっちだって◯◯」
    「今日はあなたの痛みを聞く日。反論というか言い分は別の機会にする」

最初の7日|やること/やらないことチェック(超重要)

【やること】

  • 相手の境界線を尊重する(距離を詰めない)
  • 必要なら「短文1通・返信不要」で安心を示す(それ以外は送らない)
  • 自分の行動を記録する(後述の3行ログ)

【やらないこと】

  • 追いLINE(1日2通以上/長文/催促)
  • 説得・懇願(「もう一度チャンスを」系)
  • 「なぜ?」の追及を繰り返す(理由の説明を求め続けない)

これだけでも、少なくともこれ以上こじれるリスクを下げやすくなります。

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信頼回復の本体は「再発防止の設計」|フキハラ版“安全の手順”を作る

謝罪は入口です。信頼回復が進むかどうかは、「次に同じことが起きそうな時に、止められる仕組み」を作れるかで決まることが多いですよ。

松浦カウンセラーのひとこと

松浦カウンセラー

ここまで読んでも、「もう無理かもしれない」「何をしても響かない気がする」と感じているかもしれません。カウンセリングの現場でも、その気持ちは本当によく聞きます。

もちろん、あなたの人生ですから、私が「修復のために頑張るべきだ」と言うことはできません。諦めるという選択も、ひとつの選択肢です。

ただ、ひとつだけ問いかけをさせてください。あなたは、なぜ修復したいのでしょう。あなたなりの理由が、きっとあるはずです。

たとえ修復が叶わなかったとしても、「自分なりにやりきった」と思えて前に進めることがあります。相手の気持ちが変わらなかったとしても、「少なくとも、変わろうとしていた」と伝わる形が残ることもあります。

いま大切なのは、結果を急ぐことより、今日から積める“安心が増える行動”を選んでいくことです。あなたがあなた自身を見失わないためにも。

なぜ「決意」だけでは不十分なのか|感情と行動を分けて考える

「もう二度と不機嫌にならない」「絶対変わる」。そう誓った人ほど、落ち込みやすいことがあります。

決意だけでは難しいです。それはあなたの意志が弱いからではなく、感情はそもそも“湧くもの”で、完全には制御できないからです。

大切なのは、感情を湧かせないことではなく、感情が湧いた時に、どう行動するかを先に決めておくことです。

イライラしてもいい。ムカついてもいいです。でも、その感情を“態度”で相手に処理させないための手順(ルール)を作ってください。
それが、フキハラ版の「安全の手順」です。

松浦カウンセラー

【カウンセリング現場の一言】
「感情をなくす」より、「感情が出た時に止められる」ほうが、現実的で安定しやすいです。ここができると、相手が安心しやすくなります。同時に、あたな自身も、自分で感情を止めることができたという自信にもなります。

境界線(バウンダリー)+タイムアウト|“無視”にならないルールの作り方

タイムアウトは「逃げ」じゃなく「悪化を止める手順」です。ただし、黙って離れると、無視(サイレントトリートメント)に見えて逆効果になりやすいので注意が必要です。

タイムアウトに入る時の合図(離れる時)

  • 基本形:「今、予兆が出てる。10分休む。戻るね。」
  • 謝罪を添える形:「今の態度よくないね。ごめん。10分休んで戻る。」

※コツは、相手が怖がっているほど「戻る」を必ず入れて、短く言い切ること。

無視に見せないタイムアウトの型

  1. 合図:「タイムアウト。10分休む。戻る
  2. 時間:10〜30分
  3. 戻る:時間を守って戻る
  4. ひと言:「戻った。待ってくれてありがとう。要点だけ話すね」
  5. 再燃:その日は終了→翌日10分だけ再開

ポイントは「戻る」を宣言して、約束通りに戻ること

ここで言う「予測可能性」は、簡単に言うと“相手が先を見通せる感じ”のことです。黙っていなくなると、相手は「いつ戻る?」「このまま放置?」「怒ってる?」「また怖い時間が続く?」と不安でいっぱいになりやすい。

でも、「10分休む。戻る」→(10分後に)本当に戻る、が守られると、相手は“次に何が起きるか分かる”ようになります。それだけで心の警戒が下がり、会話が“怖い場”になりにくい。だから、安心感が増えていきます。

無視にならないタイムアウトのサイクル図。合図を出して離席し、約束の時間に必ず戻ることで安心感を作る仕組みのイラスト

トリガー(引き金)の見つけ方|「不機嫌になる前」を捕まえる3行ログ

フキハラの引き金は、目の前の出来事だけじゃなく、条件(コンディション)が重なって起きることが多いです。
条件というのは、たとえば睡眠不足・空腹・疲労・仕事のストレス・時間の余裕のなさみたいな“土台”のことですね。これが重なると、普段なら流せる一言や出来事でも、爆発しやすくなります。

さらに見落とされやすいのが「頭の中の条件」です。
物事を否定的に受け止めやすい/相手の言葉を“責め”として受け取りやすい/寄り添おうとしても正解が分からず焦る——こういう思考のクセがあると、内側でイライラが積み上がりやすいものです。それ自体が悪いわけじゃないけれど、ここから沈黙・ため息・冷たい返事が出ると、相手は「また始まった」と感じてしまうのですよね。

そこでおすすめが3行ログです。目的は反省文ではなく、「不機嫌になる前」を捕まえて止める精度を上げることです。
ちなみにですが、ログをとることは、その話を聞けば地味に聞こえるからでしょうか。「そんなことは頭で覚えていられるので大丈夫です」と言う方がいます。けれどそれは自分を過信しています。人間は忘れる生き物です。地味かもしれませんが、実際に3行ログを始めた方は、その効果を「実感した。なんでもっと早くやっておかなかったのか・・」と仰るケースが多いですよ。

  1. 予兆(体・口調・行動のサイン)
  2. 引き金(出来事+条件)
  3. 対処(どう止めた/次はどうする)合図:「タイムアウト。10分休む。戻る」

【例(この粒度でOK)】

  • 予兆:返事が短くなる/眉間が固い/ため息が出る
  • 引き金:睡眠4時間+昼抜き+上司と揉めた+帰宅後に「ちょっと聞いて」
  • 対処:「今、予兆が出てる。10分休む、戻る」→水を飲む→戻って要点だけ話す

共有するときは犯人探しじゃなく、「予兆と対処」を共有する形が安全です。

フキハラ再発防止のための3行ログのイメージ。予兆、引き金、対処の3項目を記録し、自分のパターンを把握するためのノートのイラスト

共有テンプレ(1分で言える)

ちょっと共有させて。最近、自分が不機嫌になりそうな“予兆”が出るタイミングが分かってきた。そのままだと空気が悪くなるから、予兆を感じたら「10分休む、戻る」って言って離れるルールにしたい。
放置じゃなくて悪化を止めるための手順で、時間は守って必ず戻る。あなたの負担を増やしたくないから、まずはこれをやらせてほしい。

話し合いの前に確認したいこと|「相手の準備」を尊重する

話し合いは、あなたの焦りを解消する場じゃありません。相手が「話せる状態」かどうかを尊重すること自体が、信頼回復になります。

提案するときは、選択権を渡す言い方が安全です。

話したい気持ちはあるけど、あなたの準備ができた時でいい。タイミングは任せる。負担にならない形で向き合いたい。

ただ、ここで不安になるのも自然です。「いつまで待てばいいのか」「相手から全く連絡が来ない」——そうなると、こちらの気持ちは落ち着かなくなりますよね。

ここで大事なのは、“待つ=何もしない”ではない、ということです。感情の話し合いは急がない。でも、生活面の確認は別として、必要な範囲で淡々と進めていいのですよ。

事務連絡としてのテンプレ(1通だけ)

連絡の負担を増やしたくないので短く送ります。
生活面の確認だけしたいです。やり取りは文面で大丈夫です。返信は急ぎません。
(確認したい項目を1〜2個だけ)

  • 〇〇の支払いの扱い
  • 〇〇の予定(必要があれば)

議題テンプレ(安心→境界線→手順→運用→次回)

今日は結論を出さない/30分で終える

  1. 安心確認:タイムアウトOK
  2. 境界線:「何が一番しんどい?」(反論しない)
  3. 再発防止:合図、タイムアウト、連絡頻度
  4. 運用:別居・家事・子ども・お金の段取り
  5. 次回:日時、時間、テーマを1つ

判断基準は「結論が出たか」ではなく、怖くならずに終われたかです。一度でも「話しても崩れない」「途中で止められる」「最後まで落ち着いて終われた」という体験が増えるほど、相手の中に少しずつ「この人となら話しても大丈夫かもしれない」が育っていきます。
結論はその後でいいのです。まずは、安心して終われる回数を積み上げることが、信頼回復の土台になります。

夫婦カウンセリングの切り出し方|拒否されにくい言い方+個別相談の使い方

「夫婦カウンセリング」と聞いただけで、相手のシャッターが下りることがあります。いま相手が求めているのは“問題解決”より、まず安全(安心して話せる状態)だからです。だから、言葉選びはとても大事です。

この場面では、「直すため」ではなく、安心して話せる場を作るためと伝える方が通りやすいです。(日本ではまだ夫婦カウンセリングが馴染みにくいので、言い方を変えるだけで受け取られ方が変わることもあります。)

提案するときの言い方(おすすめ)

二人だけだと感情が荒れそうで怖い。責めたいんじゃなくて、安心して話せる場を作りたい
一度だけ、第三者に“同席”してもらうのはどうかな。嫌なら断っていい

ちなみに「カウンセリング」は抵抗があっても、信頼できる第三者の同席(両親・きょうだい・共通の落ち着いた知人など)なら受け入れられるケースもあります。その場合も、目的は“ジャッジしてもらう”ことでもなければ“間に入って調整をしてもらう”、ことでもありません。感情が荒れずに話せる場を作るための同席だと位置づけるのが安全です。

それでも「一緒は嫌」と言われたら

相手が「誰かを入れても無理」「そもそも話したくない」と感じている場合、無理に押すほど逆効果になりやすいです。
その場合は、まず自分だけ個別相談で整えるのも現実的です。

まずは自分が落ち着いて対応できるように、相談して整理してくる。あなたに負担をかけない形を作りたい。そういうものもカウンセリングの一つの使い方です。

会いたくないと言われた時の代替案(関係を壊さず続ける)

それでも「会いたくない」と言われたら、形を変えます。大事なのは、相手の境界線を守ったまま“話すための器”だけ用意することです。

  • 短時間(15分だけ):結論を出さない前提で、近況確認だけ
  • 第三者同席(信頼できる友人・親族など):感情が荒れない“場”を作る
  • 手紙/メール:相手のペースで読める(返信は求めない)

対面が難しいなら、形を変えればいいのです。そして選ぶ基準はシンプルで、相手が「いちばん怖くない形」を優先することです。

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別居中の過ごし方|一人の時間をどう使うかが、信頼回復の速度を変える

別居期間は、ただ待つ時間ではありません。この期間の使い方が、信頼回復の速度を左右するというのが、カウンセリングの現場での実感です。

別居になると焦りますよね。「早く何かしなきゃ」と思うのも自然です。でも一方で、いまは距離(物理的にも、時間的にも)があるからこそ、落ち着いて自分を見つめ直せる貴重な期間でもあります。ここを“立て直しの時間”にできるかどうかが、あとで効いてきます。

別居期間を前向きな準備期間として描いたイラスト。離れた場所で自分を整える夫と、未来の再構築へ向けて緩やかにつながる希望のイメージ

自分のトリガーと向き合う時間にする

別居中は距離がある分、自分を見つめ直しやすい時間を確保できます。「なぜ不機嫌になるのか」「どんな時に崩れるのか」「本当に大切にしたいものは何か」——ここに時間を使うのが得策です。

松浦カウンセラー

【カウンセリング現場の一言】
修復を望むのであれば、物理的に離れている時間を有効に使ってくださいね。別居が開始してから数ヶ月経ってから私のところに相談に来られる方は多いものです。そして、その期間何をしていたかをお聞きすると「何もしていない」と言われることは多いものです。理由は、辛すぎてということや、「離婚の一言はショックだし、別居も辛いけれど、今、相手から何も連絡が来ていないので、問題が止まっている感じがしていて、それはそれで少しホッとしている自分がいます。そんな感じで生活をしていたら、何もせずに数ヶ月経っていました」という話です。そして、その後に、再度離婚の話が出てきているのですが、その何もしていなかった時間は巻き戻せないのです。そこで問題について学んでいたか、いなかったかは大きな分岐点になるように感じています。

もちろん、カウンセリングで何かを学ぶことも大切ですが、それだけではなく、自分で理解を深める時間にしていくと変化が安定しやすいものです。もし「何を読めばいいか分からない」という場合は、状況に合う本を選んで紹介することもできます(無理に買う必要はありません)。

「変わった」を見せるより、「変わり続ける仕組み」を作る

再会の瞬間に「変わったよ!」とアピールしたくなるものです。でも相手が求めているのは「変わった瞬間」じゃなく「変わり続ける仕組み」です。

  • タイムアウトのルールを紙にして、見える場所へ
  • 3行ログの継続
  • 相談(個別相談など)の継続

こういう“仕組み”が、相手の安心に直結します。

別居中の連絡は「事務連絡+ひと言の温度感」

別居中も基本は、事務連絡に“ひと言”を添えるくらいがちょうどいい。

事務的すぎず、重すぎない。この距離感が一番効きます。

  • 「来週の参観日、行けそう?返事は急がないよ」
  • 「光熱費、振り込んでおいた。何かあったら言ってね」

この時期に集中すべきなのは、“相手を動かす言葉”を探すことより、安心が増える行動を積み上げることです。それが、遠回りに見えていちばん近道になりやすいです。

信頼回復はどれくらいで戻る?(1か月・3か月・半年)

回復は直線じゃなく、行きつ戻りつが普通です。目安を持っておくと、焦りが少し減りますね。

目安と「戻り始めるサイン」

  • 1か月:悪化の停止(追いLINEが減る/衝動で動かなくなる)
  • 3か月:再発が減る(合図・タイムアウトが回り始める)
  • 半年:安心が積み上がる(話し合いが成立/将来の話が少しできる)

評価軸は「謝罪の回数」ではなく、安心が続いた日数です。

信頼回復までの期間と目安のロードマップ。1ヶ月で鎮火、3ヶ月で再発防止の仕組み化、半年で安心が積み上がる流れを示す波状のグラフ

再発してしまった時の“リカバリー手順”

再発=終わり、ではありません。むしろ立て直し方が信頼になります。完璧にゼロを目指すより、「崩れた時に戻れる」ほうが、現実的に安心が積み上がりやすいです。

4ステップ(短く)

  1. 謝罪(安心):言い訳なしで短く
  2. 状況共有:予兆と条件を淡々と(責任転嫁しない)
  3. 対策を1つ:欲張らない(1個だけ決める)
  4. 相手の選択尊重:距離を守る/今日は終える

長期戦を走るための「自分への許し」|責任を持ったまま、折れない

信頼回復は短距離走じゃなく、長期戦になりやすいということを理解してください。だからこそ大事なのは、責任から逃げずに、でも自分を壊さずに続けること。ここで折れない工夫を持っておきましょうね。

自己嫌悪が強すぎると、行動がブレる

離婚を切り出された直後は、自己嫌悪が一気に強くなりやすいですね。
「自分は最低だ」「取り返しがつかないことをした」——そう思うほど、今すぐ不安を消したくなって、衝動的な行動(追いLINE、説明の長文、詰問、懇願)に流れやすくなります。

ここで大事なのは、あなたの反省が浅いとか、意思が弱いとかではありません。
自己嫌悪が強いと、人は“正しい行動”より先に、“苦しさを消す行動”を選びやすいんです。だから、まず必要なのは行動を安定させるための土台です。

「自分を許す」は、免罪(=「仕方ない」で責任を軽くすること)ではない

ここで言う「自分への許し」は、「仕方なかった」「もういいや」と免罪することではありません。むしろ逆で、責任を引き受け続けるために、自分を潰さないという意味です。

信頼回復は、たいてい“気持ち”ではなく“継続”で起きます。継続するには、反省の炎で自分を燃やし尽くすより、小さく長く燃える燃料が必要になります。その燃料が「自分への許し」です。

  • ×「許されるまで、自分を責め続ける」
  • ○「責任は引き受ける。その上で、今日の行動を安定させる」

相手の気持ちを変えることはコントロールできません。でも、自分の行動を安定させることは、少しずつできるようになります。

折れないための、3つの支え

  1. 生活の土台を整える(睡眠・食事・運動)
    睡眠不足や空腹は、衝動とイライラを増幅します。「自分を整える」は贅沢じゃなく、再発防止の一部です。
  2. 支えを外に持つ(個別相談・ノート・信頼できる人)
    相手(妻)を“心の受け皿”にしない。これがフキハラ改善の核心でもあります。
  3. 評価軸を「相手の反応」から「自分の運用」に戻す
    一喜一憂しやすい時期ほど、「安心を下げない動きができたか」「決めた手順を守れたか」を見るほうが、行動がブレにくくなります。
長期戦を乗り切るための3つの支えを示すイラスト。自分を責めずに安定して進むために、生活の土台、外部の相談、自分の行動運用という3本の柱が人物を支えている様子

しんどい日の処方箋|「やらない」を決めておく

しんどい日は必ず来ます。そんな日は、頑張るより先に“やらないこと”を決めておくのが安全です。

  • 追いLINEをしない(送るなら翌日に持ち越す)
  • 理由の追及をしない(「なぜ?」を増やさない)
  • 長文説明をしない(事務連絡は短く、返信不要)

代わりにやるのは、これだけでいいですよ。

  • 3行ログを1分(予兆/引き金/対処)
  • タイムアウトの手順を守る
  • 今日は“悪化させない”で合格にする

「今日は前進できなかった」じゃなく、「今日は悪化させなかった」これを勝ちとして数える日が、長期戦には必要です。修復をしたい気持ちが強いと、どうしても、プラスを作りたい気持ちが強くなります。けれど私は離婚をしたい側の方の話も聞きますので、そこで思うのは、プラスを作るよりも、マイナスを減らす、つまり前述した「今日は悪化させなかった」という、そういうことが重要だと実務の中でも実感しています。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 「もう無理」と言われました。諦めるべき?

「説得」ではなく「安心の積み上げ」に切り替える余地はあります。ただし相手の意思が明確な場合は、その選択も尊重が必要です。焦って崩さないことが最優先になります。

Q2. 返信がない。送っていい?

送る基準は「相手の負担を増やさないか」です。返信を求めない短文で、頻度は落とす。追いLINEは安全を削りやすいので、避けるのが基本です。

Q3. 別居中、何をしたらいい?

待つだけじゃなく、3行ログ・手順作り・相談など「変わり続ける仕組み」に時間を使うのが効果的です。別居は“止める練習”と“整える練習”を積める貴重な期間でもあります。

Q4. カウンセリングを拒否されました

「直すため」ではなく「安心して話す場を作るため」と言い換えると通りやすいことがあります。それでも無理なら、まず個別相談で整理してから夫婦へ移行する形も現実的です。

Q5. 「なぜ離婚したいの?」と理由を聞きたい。聞いちゃダメ?

一度確認するのは自然ですが、「なぜ?」を繰り返すほど相手には圧になりやすいです。まずは安心が下がらないやり取りを優先するのが安全です。

Q6. 謝っているのに、伝わりません。何がダメ?

謝罪の中に「許してほしい」「すぐ戻ってほしい」「努力してるのに」が混ざると、相手には要求として届きやすいです。謝罪は「事実→痛み→責任→本来→行動」の順番にすると、言い訳っぽさが減り、安心が残りやすくなります。

Q7. タイムアウトって、無視(サイレント)になりませんか?

黙って離れると無視に見えやすいので、合図+戻るがセットです。「予兆が出てる。10分休む。戻るね」→時間を守って戻る。“先が見通せる感じ”が増えるほど、相手の警戒が下がりやすくなります。

Q8. 3行ログって何を書けばいい?続ける意味は?

反省文ではなく、再発防止のための「データ」です。1)予兆(体・口調・行動)2)引き金(出来事+条件)3)対処(どう止めた/次はどうする)続けるほど「崩れる型」が見えて、止め方の精度が上がります。

Q9. 会いたくないと言われたら、どうすれば?

対面にこだわらず、器を変えます。短時間(15分だけ)/第三者同席/手紙・メールなど。基準は「相手がいちばん怖くない形」を優先することです。

Q10. 信頼回復って、どれくらいで戻りますか?

回復は直線ではなく、行きつ戻りつが普通です。目安としては、1か月(悪化の停止)→3か月(再発が減る)→半年(安心が積み上がる)という流れで見ておくと、焦りが減ります。評価軸は「謝罪の回数」ではなく、安心が続いた日数です。

まとめ

離婚を切り出された直後、夫側は「今すぐ挽回しないと終わる」と焦りやすいものです。
でも信頼回復でいちばん大事なのは、言葉を増やすことより、安心が下がらない日を積み上げることでした。

  • 最初の7日は、挽回より鎮火。相手の安全を最優先にする。連絡は短く、返信を求めない。距離を詰めずに、まず“これ以上壊さない”を徹底する。

  • 追いLINEは「相手の安全」を削りやすい。待つことが誠意になる局面がある。不安を相手に処理させない。送るなら「短文・一回・事務的・選択権を渡す」が基本。

  • 謝罪は「許しの要求」を混ぜない。痛みの受け止め+次の行動へ。「謝ったんだから」「努力してるのに」が混ざると、謝罪が要求に見えやすい。事実→痛み→責任→本来→行動、の順番で短く。

  • 信頼回復の本体は、決意ではなく手順(タイムアウト、境界線、3行ログ)。感情を消すのではなく、感情が湧いたときの行動を決めておく。止められる・戻れるが積み上がるほど、相手の警戒は下がっていく。

  • 別居中は「変わり続ける仕組み」を作る時間にする。アピールより運用。トリガーを知り、手順を回し、継続できる形に整える。

最後に。
相手の気持ちはコントロールできなくても、自分の行動を安定させることは今日からできます。焦りが出たときほど、「安心が増える動き」に戻る。そこから、信頼は少しずつ育っていきます。

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本記事に掲載されている情報は、夫婦間の問題やモラルハラスメントに関する一般的な情報や当方のカウンセラーとしての経験則の提供を目的としたものであり、特定の個人の状況に対する医学的、心理学的、あるいは法的なアドバイスを提供するものではありません。記事の内容は、専門家の知見、経験値、参考文献に基づき、可能な限り正確性を期しておりますが、その完全性や最新性を保証するものではありません。ご自身の心身の不調、具体的な法律問題、あるいは安全に関する深刻な懸念については、必ず医師、臨床心理士、弁護士などの資格を持つ専門家にご相談ください。本記事の情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、当サイトおよび筆者は一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。情報の利用は、ご自身の判断と責任において行っていただくようお願いいたします。

補足:関連データ・出典まとめ

関連データを見る(クリックで開きます)

※本文の理解を助けるため、関連する一次情報・調査へのリンクをまとめています(本文では数値の断定はしていません)。

公的データ・一次情報

  • 最高裁判所|司法統計(婚姻関係事件数―申立ての動機別/申立人別)
    調停等の申立て動機の区分に「性格が合わない」「精神的に虐待する」「生活費を渡さない」等が並ぶ。
    ※「動機は1件につき最大3つまで」等の注記があるため、“割合の読み方”には注意。
    https://www.courts.go.jp/saikosai/vc-files/saikosai/toukei/toukei-pdf-12253.pdf
  • 内閣府 男女共同参画局|男女間における暴力に関する調査(報告書・概要版)
    「配偶者からの暴力」には身体的暴力だけでなく、精神的暴力等も含めて調査している。
    https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/pdf/r05danjokan-gaiyo.pdf
  • 男女共同参画白書(令和4年)|特-52図:離婚原因として身体的・精神的な暴力を挙げている人の割合
    「離婚原因として暴力(身体的/精神的)を挙げる人の割合」を図表で確認できる(CSVもあり)。
    https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo00-52.html
    https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/honpen/csv/zuhyo00-52.csv
  • 厚生労働省|離婚に関する統計(司法統計からみた離婚)
    司法統計をもとに、申立て動機などを解説している(概要を掴むのに便利)。
    https://www.mhlw.go.jp/www1/toukei/rikon_8/repo12.html

民間調査(参考)

  • ゲンナイ製薬(PR TIMES)|夫婦げんかに関するアンケート
    夫婦げんかのきっかけ・仲直りの傾向など(「態度」「返事」など“コミュニケーションの質”に触れた記述がある)。
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000038158.html
  • リスクモンスター|第2回「離婚したくなる夫・妻の仕事」調査
    仕事への不満(給料・家族の時間 等)を整理していて、「条件(コンディション)」の視点の補助になる。
    https://www.riskmonster.co.jp/pressrelease/post-18725/

行政書士松浦総合法務オフィス
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